「六本木金魚」が7月から25周年記念の新作ショー!制作のクラウドファンディング実施中

六本木で夜な夜な繰り広げられる唯一無二で圧巻のショーが生まれ変わる__。東京・六本木にあるシーアターレストランの草分け「六本木金魚」が、7月に25周年記念のショータイムをスタートさせる。現在、制作のためクラウドファンディングを実施中だ。そこで、ショーリーダー兼ショープロデューサーの三宮優子さんに同店のこれまでとこれからを聞いた。

「六本木金魚」は、バブル景気が終焉を迎えたころの1994年に開店。コンセプトは「NEO歌舞伎」とも呼ばれ、アヴァンギャルドな演出には国内の芸能人だけでなく海外のセレブもお忍びで訪れることでも有名。小さな劇場ながら大劇場さながらの舞台装置が上下に自在に可動することで演技空間を無限大に広げ、さらには、空中ブランコや移動舞台がダンサーをどこまでも運び、レビューショーばりの大階段を一瞬にして現出させ、ときには雨を降らせる演出はまさに「変幻自在な異空間」だ。この日の客席は、通算60回の来店を迎えた常連客や外国人観光客など多彩な人たちで埋まった。

ダンサーも多彩だ。有名劇団出身の実力者やニューハーフ、LGBTのメンバーも多く在籍。開店当初から区別なく一般人として働く場所を提供し、平等にショーをつくりあげてきたという自負が自然に感じられる。現在、同店では7人、系列店でも6人のLGBTダンサーが踊っているという。

2000年からダンサーとして働いているショーリーダー兼ショープロデューサーの三宮優子さん。同店がここまで継続できたのは「常連さまはもとより、みなさまに助けられ、励まされたのが一番」だという。さらに、創業者でプロデューサーでもあった谷本捷三氏(12年に他界)は同店を語るうえで欠かすことはできないという。バブル期に数十軒のディスコを経営し「六本木の帝王」と呼ばれた谷本氏だが、三宮さんに映った谷本氏は「ショーの音作りにこだわり抜いた方」だという。「店に出てくる前に(谷本氏が)レコード店などで探してきた選曲が、ここで使ったあとに流行するような感じで、早かった」(三宮さん)。すでに流行中のものはあえて選曲しなかったとか。また、「洋楽を和の演出でやるのは当時なかった」(前同)と、どこまでも時代の先を走っていた演出の思い出を明かした。

谷本氏亡き後からここまでは、残った全員が力を合わせて、「谷本氏へのオマージュ」という形でショーチェンジを実施してきた同店だが、今回は応援者とともに「新たショー」をつくりあげようとクラウドファンディングを立ち上げたという。三宮さんは「日本中どこを探しても、ショーレストランとしてのこのような舞台はないし今後も作れないと思うので、これから25年、50年と残していきたい」と25周年記念のショータイムへの抱負を語る。クラウドファンディングで調達された資金は、舞台装置や小道具、衣装費用などに充てるほか、パンフレットなど周年記念グッズの制作に使われる予定だ。

■六本木金魚 クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/view/127739
■六本木金魚 公式HP https://www.kingyo.co.jp/