ジャニーズタレントが「ピー音」を連発させる前代未聞の深夜ドラマ

大人の男になる。そのために、童貞を卒業する。そんなバカなことに一生懸命になる様を、ドキュメンタリーカメラが追う。それが、ドラマ『卒業バカメンタリー』だ。

日本テレビの月曜深夜のドラマ枠・シンドラの第3弾。昨夏に新設された別称・ジャニーズ枠の第1弾は、Hey!Say!JUMPの有岡大貴、高木雄也、八乙女光が小型ロボットに扮した『孤食ロボット』。第2弾は、Sexy Zone・菊池風磨がたった1人だけ出演した『吾輩の部屋である』。そして18年1月、そのバトンを受け継いだのはジャニーズWESTから藤井流星と濱田崇裕だ。

偏差値70超えの日本最高のエリート大学に通う、4人の大学4年生。卒業までのおよそ90日間で、童貞とおさらばしようと奮起する。恋愛アプリへの初トライにはじまり、初の合コン、初のセレクトショップ、ナンパ目的の初スノボツアーなど。毎話の冒頭で、女性経験ゼロの4人にアドバイスを送るのは、“謎の清掃員”タムラ。新井浩文が演じているが、おデコが顔の半分を占めるシュールな謎人だ。

バリバリの現役ジャニーズアイドルが、童貞をモチーフにしたドラマで主役を張るのは画期的。特に、2月12日オンエア回の『温泉旅行で卒業?』は“神台詞”のオンパレードだった。

舞台は、温泉。しかし、いざ宿に到着すると、前田航基演じるコウキが、みんなの前で素っ裸になることを避けた。下半身を見られたくないからだ。そんな彼を激しく責めたのは、濱田演じるマオ。「見せろ」、「イヤだ」の応酬劇。“禁句”のワードにはその都度、“ピー”音が乗る。以下がその一部始終だ。

マオ「僕はコウキのことを親友だと思ってる」
コウキ「僕だって思ってる」
マオ「思ってない!だって、“ピー”見せてくんないじゃん」

こんな言いあいが数分間続いたあと、静観していた藤井演じるガクが冷静に口を開く。

ガク「マオ、おちん“ピー”を見たいっていう、おまえの気持ちはわかる。でも、おちん“ピー”、見せるか見せないかで、親友かどうかを判断するのは……」
マオ「おちん“ピー”って、言わないでよ!僕が言ってるのは、ちん“ピー”だよ!」
ガク「それは別に良くない? 人それぞれ言いやすい言い方ってもんがあるじゃないか」
マオ「僕が見たいのは“ピー”だから!もし、お“ピー”を見せるつもりで来てるなら、帰ってよ。お“ピー”は、見るつもりがないから!!」

これを、ジャニーズWESTの2人が、真面目な顔で言いあっている。最終的には、「“お”を付ける」問題とともに、コウキの悩みも解決。露天風呂のシーンでは、濱田と藤井が胸筋を露わにしながら、互いの股間部をのぞきこんで、「見たぞーっ!」と大はしゃぎ。文字どおりのハッピーエンドとなるのだった。

脚本を手がけたのは、お笑いコンビのシソンヌ・じろう。『キングオブコント2014』覇者で、地上波連ドラの初脚本だ。つまり、“ピー”の根源は、彼。コント日本一に輝いたブレーンから誕生したバカメンタリー。それは、ジャニーズの禁忌を破った画期的な深夜ドラマだ。

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