剛と光一が脱力しまくることでKinKiらしさを発揮する土曜日午前

その2人はもはや、BL(ボーイズラブ)の域を超えて、さながら熟年カップル。出会って四半世紀以上のKinKi Kidsは、運命に導かれた2人といっていい。同じ「堂本」の姓で、剛は奈良県、光一は兵庫県出身。同じ年齢だが、学年では光一が1つ上だ。

そんな2人がそろう姿を、唯一地上波で観られるのが『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。特筆すべきは、クオリティの高い音楽制作・活動をしている2人が、そのすべてを完全封印している点だ。大事なレギュラー番組であるにもかかわらず、歌とダンスは排除。軽妙なトークも、あえてしない。むしろ、CDやライブ映像の告知になると、トーンダウン。あえて“言わされている感”を出すほどだ。

しかし、予想外の転がりを見せることがある。16年6月5日OAの、俳優・斎藤工がゲストの回だ。

テーマは、「昭和のノスタルジーを感じる場所を巡りたい!」。昭和レトロにふれ、クラシカルな文化を体験したなかで、写真館を訪れた。2人が冗談半分で「僕らを撮ってくださいよ」と口走ると、斎藤は自前のカメラを取り出して激写。叙情的な仕上がりとなったため、デビュー20周年目突入イヤー第1弾シングル『薔薇と太陽』のジャケット写真に採用された。創造する作業が大好きな3人から生まれた、珠玉の1枚といえよう。

涙が生まれることもある。15年9月27日OAでは、北斗晶の「手作りひまわり畑で健介にサプライズ!」という夢をかなえた。結婚20周年だった北斗と佐々木健介夫妻の夢を実現させるために、珍しくKinKiが汗をかきながら、ひまわりを運ぶ。妻のウェディングドレス姿を見た健介、満面のひまわりに北斗は落涙した。

放映数日前、北斗は乳ガン、右胸全摘出手術を受けることをブログで公表。タイミングが重なっただけに、反響が大きく、番組は一日も早い復帰を祈る旨のメッセージを流した。

番組の根底に流れているのは、脱力感。オープニングは公道だったり、公園だったり、店の近くだったりするが、撮影許可の問題上、「そっち出たらアカン」というシチュエーションが多い。やるなと言われるとやりたくなるのが、関西人の性。剛が光一を押す→撮影OKラインからはみ出す→笑うというワチャワチャ感が無意識のうちに生まれる。ファンにとっては、ここが萌えスポットのようだ。

4月からは、日曜午後から土曜午前にお引っ越し(11時21分~)。土曜日タテのラインで、Hey!Say!JUMPの『いただきハイジャンプ』(10時25分~)、関ジャニ∞の『関ジャニクロニクル』(10時53分~)に続いて、とどめのKinKi。もちろん、ゆるさは現状維持。のんびり過ごしたい土曜午前にうってつけの、KinKiのまったり感がそこにはある。
(ジェイタメ編集部/菜々子)

*画像参照 北斗晶オフィシャルブログ そこのけそこのけ鬼嫁が通る Powered by Ameba
https://ameblo.jp/hokuto-akira/entry-12077812555.html

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