二宮和也といえば、国民的アイドルグループである嵐の一員。だが、ソロ初の冠番組『ニノさん』(日本テレビ系)は、全国放送ではない。関東地区では毎週日曜日12時45分からの30分枠だが、それ以外の地域では曜日、時間帯がバラバラ。午前があれば、ド深夜もある。それは、24時間のいつ観ても楽しめる表れだ。二宮というパーソナルの振れ幅の広さを示しているといっていい。
同番組は、日テレの5人のディレクターが二宮やゲストに試してほしい企画を提案。2週に分けてオンエアされる。ここ数か月、司会者の二宮は一歩引いた立場におり、スタジオゲスト、ロケゲスト、審査員ゲスト、アシスタントが企画を大きく左右する。今年4月で丸5年を迎えたとあって、相性が合うゲストも増えてきた。そのため、二宮にも取りまとめる技量に余裕が見え、さながらベテラン司会者のよう。つねに、達観する回しのテクニックを見せるようになっている。
その集大成というべくは、昨年大みそかの『第68回 NHK紅白歌合戦』の白組司会。嵐からは相葉雅紀に続いて、はじめてソロで務めている。主演映画は15年12月に『母と暮せば』、17年11月に『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』、今年は木村拓哉との初共演が注目される『検察側の罪人』が8月24日に公開され、ほぼ年1ペース。22日には、主演ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)がスタートする。
『ニノさん』では基本、体当たりロケに一線を引いているが、さまざまな側面は見せる。弁が立つマキタスポーツを相手にした「論クラーベ」では、増えすぎた日本のイベントについてトークディスカッション。イベント嫌いで超インドア派、ゲーマーである暗すぎる自分の主張を貫いた。また、「悶絶!自分クイズ ご自分の言動覚えていますか?」では、20歳のときの超赤っ恥発言を掘り起こされている。その一方では、Hey!Say!JUMPやSexy Zone、KAT-TUNやNEWS、関西ジャニーズJr.といったジャニーズの先輩・後輩と絡むことが多いのも魅力のひとつだ。
“あの人は今”や、おもしろ素人・業界内有名人・次世代若手芸人の発掘ほか、バラエティ番組で避けて通ることができないありがち企画はもちろん、おなら、3行広告の検証、スマートフォンを使ったムチャぶりといったトリッキーすぎる企画もある。嵐のメンバーの秘話なども、たっぷり聞ける。
嵐のみならず、ジャニーズ交遊録も垣間見られるニノのおもちゃ箱。この番組司会で磨かれた腕が、紅白司会につながった…といっても過言ではない!? (ジェイタメ編集部/菜々子)
*参照 【公式】TBS「ブラックペアン」4月22日スタートツイッター @blackpean_tbs
#ブラックペアン プレミアム試写会&舞台挨拶にキャストが勢揃いしました😃✂️ ✨
レポート前編もアップしました📄https://t.co/SntuccMBiu#二宮和也 #竹内涼真#葵わかな#加藤綾子#加藤浩次#小泉孝太郎#内野聖陽#この後8時から「ナイナイのお見合い大作戦」に小泉さんが出演🙆♀️ pic.twitter.com/CyAIdn2bOn
— 【公式】TBS「ブラックペアン」💉11月28日ブルーレイDVD発売✨💉 (@blackpean_tbs) April 16, 2018