松本潤主演ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士- SEASONII」小ネタ満載で話題

強いのは、キムタクではなくマツジュンだった――。

18年1月期のジャニーズドラマで、毎週激しい視聴率合戦を展開しているのは、木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)と、嵐・松本潤主演の『99.9 -刑事専門弁護士- SEASONII』(TBS系)。まもなく折り返し地点に到達するが、現時点ではマツジュンが他の追随を許さない強さを堅持している。

1月14日の初回は、平均視聴率15.1%という好スタート(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。第2話は18.0%と大幅にアップして、1月期の民放連ドラで堂々トップ。第3話は16.2%、第4話は16.8%で、13.4%~15.7%の推移状態にある“BG”を大きく引き離している。

勝因は、松本をはじめとしたキャストの引きの強さは当然のことながら、キャストの個性を重んじた小ネタが、随所に散りばめられているところだ。いわゆる、バズる。SNSで話題になる小ネタがふんだんにぶっこまれているため、オンエア中から毎週、小ネタ探しがデッドヒート。ネットと連動して、視聴者を参加者に仕立て上げたことが吉と出た。

美術部が制作している小ネタの数々は、キャストへの愛情が詰まっている。たとえば松本の場合は、いわずと知れた嵐のメンバー。初回OAでは、香川照之演じる弁護士の佐田の部屋に、競馬のタペストリーが飾られていた。そのうちのひとつが、咲雷賞。読み方は、さくらいしょう。櫻井翔が隠れていた。

その香川は、NHKで『香川照之の昆虫すごいぜ!』に出演するほど、大のカマキリ好き。第2話では、「小料理屋いとこんち」の店内に貼られているポスターの片隅に、香川がNHKで演じている「カマキリ先生」が登場していた。さらに、山登りのシーンでは、入口に「カマキリ大量発生」という看板があり、以降、“香川カマキリ”は随所で観られる。

この山のシーンでは、入山受付記帳がアップになった。そこには、「布川敏一」(布川敏和)、「石川裕英」(石川秀美&薬丸裕秀夫婦)、「本木政弘」(本木雅弘)と記されており、シブがき隊がそろい踏み。1秒ほどのわずかなシーンにすぎなかったが、これは物語の大きなフックになっていた。なぜならこの回には、薬丸・石川夫婦の長男で役者の薬丸翔が出演していたからだ。

舞台は、“石川県”の金沢市。警察官・小倉学を演じた薬丸の背景には、母・石川のアイドル時代の写真が防犯ポスターとなってよみがえり。その前で薬丸が演じていたため、親子共演が実現していた。しかも、この薬丸が犯人というキーマン。すでに滑落死しているという、ショッキングな幕切れだった。

第3話では、先のNHK香川カマキリ同様、放送局の垣根を超えた。ゲスト俳優は安達祐実で、子役時代の代表作『家なき子』(日本テレビ系)がふんだんに散りばめられていた。安達が住むマンション名は、コーポラスリュウ。これは『家なき子』で、安達扮するすずが飼っていた犬の名前だ。そのマンション前を、すずと同じ赤いランドセルを背負った女子が犬を連れて通るシーンもあった。さらに、襲撃される最後の言葉は、「同情するなら……」。国民的名台詞までぶっこむ潔さだ。

【公式】99.9 SⅡ@TBSテレビ @999_2018tbsツイッターから

ちなみにこの回には、宇崎竜童が人気ロック歌手の役で出演していたが、冤罪となったとき、「あんた、あの子の何なのさ」という台詞を口にしている。第4話では、有森也実がアップになった途端、小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』のギターイントロが流れて、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の出演女優であったことをアピール。ピン芸人のユリオカ超特Qには、得意のプロレスラー・藤波辰爾のものまねをさせるなど、コアなファンをしっかりキャッチ。

オンタイムで観て、録画で見直しても愉しめるマツジュンドラマ。1話で2度楽しめる確率は、99.9%だ。

*写真 【公式】99.9 SⅡ@TBSテレビ @999_2018tbsツイッターから https://twitter.com/999_2018tbs

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