中村守里、初主演作でいきなり女優賞受賞!女優としての飛躍誓う 

中村守里(15)の初主演映画『書くが、まま』が3月2日より池袋シネマロサで単独上映される。中村は本作で、自分の思いをなかなかうまく表現できず、書くことでしか伝えられない中学生のヒロインを熱演し、音楽と映画の祭典である「MOOSICLAB2018」では初主演にして最優秀女優賞を受賞した。6月には舞台『アルプススタンドのはしの方』(6月5日〜6月16日、浅草九劇)の上演も控えるなど、女優として注目を集める。そんな中村に、『書くが、まま』の撮影秘話や、今後の女優業の展望などを聞いてきた。

—— 『書くが、まま』の撮影をされた当時は14歳だったと聞きました。

中村:はい、14歳でした。去年の夏に撮影したんです。演技自体1年少し前くらいからはじめたばかり。緊張しました。でも、ちょうど学校が夏休み。演技に集中することができました。

—— まだキャリアもほとんどない中での演技であったにも関わらず、「MOOSICLAB2018」では最優秀女優賞を受賞するなど高い評価を得ています。

中村:まさか賞をとると思っていなかったのでびっくりしました。家族も喜んでくれたんです。

—— 撮影前はどんな心境だったのですか。

中村:準備ができていなかったせいか、少し焦っていました。共演者は演技経験の豊富な方もいて、その方を見て、「自分ももっとちゃんとやらなきゃ」って。演技をする上でも、この表現の仕方でいいんだろうかとか、正解はないんでしょうけど、ちょっと不安になったりもしました。上村奈帆監督に、こんな感じでいいんでしょうかと聞きにいったりしたのを憶えています。

—— 上村監督からはどんな指導があったのですか。

中村:「あなたの思った通りにまず演じてみて」って、いつも最初に仰って頂いていました。その後にわたしがやってみて、「もう少し、こうなったらどうなる」っていう感じでした。

—— カメラを向けられて演技することに手応えは感じましたか。

中村:普段アイドル(「Love Cocchi」のメンバーとして活動)とかもやっていて、アイドルのときはカメラを意識しないといけない。でも、演技のときはカメラを意識しないようにしようって思ってやっていました。感情がすごく前に出るところや泣いたりするシーンはやっぱり難しかったです。

—— 演じたヒロインの松木ひなのはちょうど撮影中の中村さんと同い年。共感できる部分はありましたか。

中村:ひなのは芯の強い女の子。わたしも普段はおっとりしているふうに見られるんですけど、「芯は強いね」って言われるようなところがあって、そういうところは似ているなって思いました。昔、人見知りとか言葉選びに時間がかかってしまったり、思ったことがあまりうまく表現することができなかったことがあったりしたんですけど、そういう部分も自分と近いところがあるなって。

—— 完成した作品を最初に見たときの印象はどうでしたか。

中村:最初に見たときはスクリーンの中に自分がいて笑ってしまったんです。でも、最後の方は客観的に見ることができました。

—— ご自身も中学生(今年3月に卒業予定)。自身の学園生活とひなのの学園生活を比べると共通点はありますか。

中村:ここまでのいじめはないし。ひなののように独立した子は周囲にもなかなかいないかな(笑)でも今の中学生はすごく個性的な人が多いと思います。やんちゃな子もいれば、静かに本を呼んでいるような子もいたりするんですけど、わたしはその中間くらいの存在だと思います。

—— 学校の友達は中村さんが女優活動やアイドル活動をしていることは知っているんですか。

中村:知っています。でも、みんなあまりそこには触れずに接してくれています。

—— いいお友達に恵まれているんですね。

中村:中学生活はすごく楽しかったです。(芸能活動があったので)行事とかは合唱コンクールに出れなかった、なんてこともありましたけど、それまでの練習には参加できて、それがすごく楽しくて。練習していくうちにみんなとの団結力が深まっていく実感があったのも嬉しくて。遊ぶときは遊ぶし、勉強する時は勉強するでめりはりをつけて過ごせた中学生活だったと思います。

—— この4月からは高校生。どんな高校生活を送りたいですか。

中村:勉強をもっと頑張りたいなって。

—— 得意な科目はありますか。

中村:勉強は国語が好きです。本を読むのが最近好きで、読書を通じて、読解力がついたと思います。最近読んだ本だと蒼井ブルーさんの「ピースフル権化」がすごく面白かったです。

—— 逆に苦手な科目はあるんですか?

中村:いっぱいあるんですけど……(笑)社会とか理科が苦手です。

—— 社会は苦手?

中村:おぼえるのが苦手で。なかなか興味が持てなくて。しいていえば縄文時代は面白いなって(笑)

—— 今後は女優業とアイドル業、どのくらいの比重でやっていきたいのですか。

中村:よくばりだけど、どちらも頑張りたいんです。アイドルの中でも演技ができる人になりたいなって。女優としては今後もいろんな役に挑戦したいです。今回やった役とは違った明るい役とかもどんどんやっていきたいです。

—— 目標にする女優さんはいるんですか。

中村:杉咲花さんや黒島結菜さんの演技が好きです。いつか一緒に作品に出れたら嬉しいなって。最初可愛い方だなって、見た目に憧れて、でも演技をすると役によって全然違うし、迫力もすごいんです。

—— いつか出てみたい作品はあるんですか。例えばテレビドラマとか、有名監督の映画とか。

中村:将来は女優としてたくさんの作品に関わることが夢です。テレビドラマにもどんどん挑戦したいです。わたし、大人しく見られますけど、結構夢は大きく持っているんです(笑)いつか、大河ドラマや朝ドラにも出てみたいです!

—— 6月には舞台『アルプススタンドのはしの方』が控えています。

中村:頭のいい、今回も少し孤立した感じの女の子の役を演じます。周囲は共演できることが光栄なキャリアの持ち主ばかり。脚を引っ張らないように頑張りたいです。みなさん、これからのわたしの女優活動にぜひ注目してください!
(取材・文:名鹿祥史)

映画「書くが、まま」公式HP http://kakugamama.strikingly.com/