「世界に通じるエンタメ」タワーレコード商品本部スタッフに聞く「ミュージカル『刀剣乱舞』」の魅力

全国のタワーレコードを管轄する、株式会社タワーレコ―ドの商品本部は、オンライン販売「タワーレコード オンライン」や、各店舗に出す新譜の特典などについて企画もしている。「ミュージカル『刀剣乱舞』」シリーズ作品の新譜が発売されるたびに専用の特集コーナーを全国各店舗で設置することについても商品本部の役割は大きい。

今回話を聞く高島さんはメタルやヴィジュアル系音楽が好きで、そういったジャンルのライブやイベントに関わりたいとタワーレコードに入社したそうだ。入社以降は他のジャンルへの関心も深まり、今や邦楽の1シーンを確立した2.5次元ミュージカルにも知識が深い。「ミュージカル『刀剣乱舞』」に関しては自身もファンだという。

「ミュージカル『刀剣乱舞』に関しては、気になる俳優さんが出ていたというのもありますが、刀ミュにハマった友人に誘われたのがきっかけで好きになりました。」

2.5次元ミュージカルの中で、高島さんが特に同作へ興味を持った理由は、独特の世界観にあると言う。設定や衣装と音楽のギャップが他のミュージカルにはない魅力が詰まっているということだ。

「最初は「ミュージカル『刀剣乱舞』 〜真剣乱舞祭2018〜」を観たのですが、2.5次元ミュージカルの中でも違った衝撃がありましたね。荘厳な世界観とライブパートのギャップに驚きました。」

そして、「ミュージカル『刀剣乱舞』」で高島さんが一番印象に残っているのが、「ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄〜」(2019年版公演)で、蜻蛉切役 spiさんと千子村正役 太田基裕さんの歌唱力と表現力の素晴らしさだ。
7月には『音楽の日2021』(TBS系)へ「ミュージカル『刀剣乱舞』」から刀剣男士6振り(千子村正 / 膝丸 / 鶴丸国永 / 御手杵 / 篭手切江 / 大典太光世)が出演した。この出演は「ミュージカル『刀剣乱舞』」のファンにとっては嬉しい出来事で、放送後のSNSなどでの反応なども楽しめたと言う。

「馴染みのない方にも知ってもらえるので、テレビ出演は嬉しいです。放送された後、ネットで『KOUGU維新』みたいだと言っていた人がいて、『こっちが本家なんだけどな』って思いました(笑)。」

KOUGU維新は『有吉の壁』(日本テレビ系)で、ホリプロコム系の芸人たちが2.7次元ミュージカルとして組んだパロディーユニットだが、今回の放送で元ネタが何かを確認した人も多いようだ。

2.5次元ミュージカルの中でも「ミュージカル『刀剣乱舞』」は特別な存在として位置付ける人が多いと、高島さんは友人などの反応を見て感じている。

「「ミュージカル『刀剣乱舞』」の原作であるゲーム「刀剣乱舞-online-」は、育成SLGなので、ストーリーが抽象的なんです。そこにミュージカルなどのメディアミックスでストーリーが足されることで、どんどん世界観が広がっていくところが魅力ですね。登場する刀剣男士の刀としての歴史的な逸話や一種の伝説も盛り込みながら、正義とは何か、守るとは何かという様々なテーマを、歌や演出などで表現している、今までになかったエンターテイメントだと思います。ディティールにこだわっている作品だからこそ、より刀剣乱舞の世界感に没入することができます。なにより推しのキャラクターと同じ空間にいられることが、幸せですね。」

現在、全国タワーレコード店内では、2.5次元ミュージカルはアニメと同じエリアにあるそうだが、展開規模を拡大していく可能性もあると高島さんは明かす。

「店舗ではアニメコーナーにあり、池袋店や新宿店など、アニメに強い店舗の方が2.5次元ミュージカルに関する作品の売り上げも好調ですが、音楽として考えると、Jポップとして世界に通じるエンタメなのではないかと、個人的には考えています。「刀剣乱舞」は刀剣が戦士の姿となっているという世界観なので、海外の方にもわかり易く、日本の文化として伝えられるのではないかと思います。この素晴らしさをもっと多くの人に届けられるよう頑張っていきたいと思います。」

なお、タワーレコードとしては、2.5次元ミュージカルに関連したイベントも新型コロナウイルスの感染状況も見ながら進めていきたいとのことだ。(斎藤雅道)