別ユニットの活動でも良作を世に送り出したKing Gnu・常田大希

公開中の綾野剛主演の映画「ヤクザと家族 The Family」(藤井道人監督)の主題歌に音楽ユニット・millenium parade(ミレパ)の「FAMILIA」が起用されている。

綾野演じる少年期に暴力団組長を助けたことでヤクザの道に入った男と、組長の姿を通して現代におけるヤクザとその家族の実像を1999年、2005年、2019年の3つの時代から描いた同作。

作品を見事に彩るミネパは、「白日」が大ヒット作となった人気バンド・King Gnuの常田大希らからなるユニットで「FAMILIA」にはボーカルとして同バンドの井口理も参加しているが、ミュージックビデオ(MV)までもこだわりの作品となった。

「常田が作詞作曲を手掛けたが、歌詞は映画の“続編”のような世界観。MVは撮影を終えてからしばらく経って、綾野、市原隼人ら出演者を集めて撮影されたが、そこも歌詞同様の世界観を表現。映画を見終わった後にMVを見れば、『そういうことだったのか』と納得できる。かなりの良作に仕上がった」(映画業界関係者)

長野県生まれの常田は、東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻に進学するが「社会と結びついた音楽をしたい」という理由で中退。小澤征爾が主宰する小澤国際室内楽アカデミーにチェロ奏者として在籍していた時期もある音楽エリートだ。

13年に「Srv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)」という名前で独自の音楽活動を開始。メンバーチェンジ等を経て、2017年に「King Gnu」に改名。それだけにとどまらず、同年、「Daiki Tsuneta Millennium Parade」を原型としたソロプロジェクト・ミレパをスタートさせた。

今後もバンド活動とミレパで続々と良作を世に送り出してほしい。