中居正広がガチで涙を流したのはフジテレビの番組ばかり

中居正広の数ある迷言のひとつに、「テレビでは泣かないんだけど、泣くのは絶対にフジテレビ」というものがあった。フジでしか泣かないという意味ではなく、落涙した番組が偶然フジだったということだ。尊敬する明石家さんまやダウンタウン・松本人志は、「バラエティに涙は不要」を声高に叫ぶ。それでも中居は3度、ボロボロ泣いたことがある。

「本人が、泣いた番組で真っ先に挙げるのは、93年正月の『新春スターかくし芸大会』。“SMAP正道KARATE”に6人(当時)が挑戦したんですが、中居がすいか割りをする演目で失敗。悔しさのあまり泣いてしまいました」(テレビウォッチャーのフリーライター)。

CDデビュー3年目の“かくし芸大会”。空手初挑戦にして、初めて50点の満点を叩きだしたが、ふがいない結果に悔しさを募らせた。この3年後、6人体制だったSMAPが解散の危機に直面した。木村拓哉と人気を二分していた森且行が、オートレーサーになる夢をかなえるため、脱退したのだ。

メンバーにとって、ゴールデンタイムの初冠番組となった『SMAP×SMAP』が、森のラストライブ。友情を表す名ソング『BEST FRIEND』を6人で熱唱すると、中居は大号泣。「森且行って人間に会えて良かったと思います。今まで本当にありがとう。頑張ってな、森」と声を震わせた。

この『BEST FRIEND』は、SMAPの分岐点でかならず歌われる。テレビで2度目に歌われたのも、やはり“スマスマ”だ。01年8月24日、稲垣吾郎が公務執行妨害などの疑いで逮捕。翌02年1月14日に同番組で復帰した際、5人で歌っている。

歌詞同様、絆を象徴する思い出が刻まれているため、結成25周年を祝ったSPロケ番組『SMAP×SMAP はじめてのSMAP5人旅スペシャル』(13年4月)で、兵庫・有馬温泉に泊まった日の夜、カラオケパブで草なぎ剛と香取慎吾が歌うと、中居が大泣き。酔った勢いもあったが、子どものような泣き顔は貴重なシーンだ。これを最後に、中居はテレビで泣いていない。

“スマスマ”は、SMAP解散にともない、16年12月に終了。およそ20年9か月に及ぶ歴史に幕が下ろされた。そして、18年4月期クールでは、元SMAPによるフジのレギュラー番組は、ついに0本となる。テレビから徐々に消えゆくSMAPの灯。かつての視聴率モンスターが忘れられていくのは、寂しい限りだ。

(ジェイタメ編集部/菜々子)

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