映画『すばらしき世界』人生の大半を刑務所で過ごした男を番組のネタに!15秒スポット映像解禁!

(C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

直木賞作家・佐木隆三氏の小説「身分帳」を原案とした『ディア・ドクター』『永い言い訳』の西川美和監督最新作『すばらしき世界』が2月11日(木・祝)より全国ロードショーとなる。
西川美和監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。生きづらい社会の中で、一度レールを外れても懸命にやり直そうとする実在の男と、彼を追う若きテレビマンのカメラを通して「社会」と「人間」の“今”をえぐる問題作。
人生の大半を刑務所で過ごした三上を番組のネタにする敏腕TVプロデューサーを演じた長澤まさみがナレーションを担当、15 秒スポット映像【ドラマ編】【問題作編】が解禁!

(C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

【ドラマ編】
「今ほど生きづらい世の中は無いと思うんです」
冒頭、長澤まさみが演じる TV プロデューサー吉澤の今の社会を映し出す印象的なセリフから始まり、13 年ぶりに出所した元殺人犯、三上が社会で新たな一歩を踏み出す姿が映し出される。「一度人生のレールを外れた男が見た世界とはー?」そして最後に、長澤まさみのナレーションが問いかけてくる。
「あなたはこのラストに何を感じますか?」
人生の大半を刑務所で過ごした男が見た「新たな世界」は、地獄か?あるいは?
この世界は「すばらしき世界」なのか―? 観客それぞれの胸に突きつけてくるラストシーンが期待できる

【問題作編】
「俺はとうに足を洗ってる!」
役所広司演じる人生の大半を刑務所で過ごした男の怒号が鳴り響く。13 年ぶりに出所して社会のルールにとまどう元殺人犯、三上。そんな三上を番組のネタにしようと、テレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄るが……。
「人生のレールを外れた男が見た世界とはー?」 笑顔で走る。泣き崩れる。怒り狂う。
様々な感情を爆発させる三上の姿。
人生の大半を刑務所で過ごした男に待ち受ける運命は?再生か?再犯か?それとも―。

【敏腕TVプロデューサー役を熱演。長澤まさみのヒール役にシビれる!】
本作の主演は監督にとって長年憧れの存在でもあった当代随一の名優、役所広司。その他共演に橋爪功、梶芽衣子、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子、安田成美ら名実共に豪華キャストが名を連ねる中で、仲野太賀とともに三上を取材する〝TV プロデューサー“という世間の代表を軽やかに演じる、長澤まさみの存在感に注目したい。

2000 年のデビュー以来、シリアスからコメディまで作品ごとにころころと色を変え、数々の話題作に出演。人気テレビドラマの映画化『コンフィデンスマン JP プリンセス編』、『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)では一筋縄ではいかない母親役を演じ、日刊スポーツ映画大賞 主演女優賞を受賞した。いま最も輝き、その勢いから目が離せない女優のひとりだ。
長澤が演じるのはTVプロデューサーの吉澤役。若手テレビマンの津乃田(仲野)に刑務所の受刑者の経歴を事細かに記した台帳「身分帳」を送り、13年ぶりに出所した三上正夫(役所)という人物をテレビ番組のネタとして取材するよう焚きつける。乗り気ではなかった津乃田は言われるがままに三上に近づき取材を敢行。三上の密着映像を目にするなり、「もう最高じゃん・・!」と、様子を伺う津乃田の事は素知らぬふりで不敵な笑みを浮かべる。三上と対面するや、本音と建前を使い分け言葉巧みに三上をそそのかそうとする。そんな場面で吉澤が津乃田へ放つ口撃はなんとも痛烈で、傍観していた私たち観客も思わずハッとさせられる――。

〝この役には長澤まさみしかいない″と思ったという西川監督は「(長澤さんは)年齢と共にどんどん幅が広くなっている。もちろん、画面的にも№1の美しさだと思います。きれいな女優さんであればあるほど、なかなかヒール(悪役)役を受け入れることに時間がかかると思うんです。でも今の長澤さんなら、これくらいの悪役は、跳ね返してやってくれるだろうなと思ってお願いしました」と語る。
吉澤というキャラクターについて、西川監督と衣裳合わせの際に人柄や仕事に向かう姿勢などを話したという。長澤は、西川組、役所の芝居に対する姿勢に触れ、「常に緊張感があり、コツコツと積み重ねる仕事だと改めて思った」「求められているものが、どんどん明確になっていくのが楽しかった」と現場を振り返る。
「台本はのめりこむようにあっという間に読んでしまいました、時代の流れと共に変わっていく人間の感覚について考えさせられましたね。(出所したばかりの三上は)時代錯誤な人に感じられるけど、そういう時が経ったことに気付いていない人はじつは世の中には沢山いると思います。最後はふしぎと心が温かい気持ちになる作品です」と思いをはせた。
また、役所演じる三上、西川作品の男性像について「三上はどこか愛らしくて可愛らしい一面があるので、(観客は)感情移入していけると思います。過激なシーンもあるんですけど、それがクスクス笑えるシーンになるんです。お芝居を重ねるうちに三上の別の顔をもっともっと観たいと思っていました。西川監督の作品に出てくる男性たちは、どこか欠点があって、完璧でない部分が人間らしさにつながっていると思います。」と語っている。
一見、吉澤というキャラクターは利益の為なら厭わない下世話さや冷徹さが前面に出ていくのだが、実は彼女の放つ言葉には社会の不寛容や憤りに問題点を感じ、この世の中に一石を投じてやるという確固たる信念も垣間見える。吉澤のセリフの端々にはテレビマンとしての誇りも感じさせるのだ。“才色兼備の切れ者”吉澤がただのヒールではおさまらないのは、長澤まさみの演技力の賜物にほかならない。
真っ直ぐにしか生きられない三上とは真逆の、スキルも強みも自覚しながら世間を冷静に見つめ、強くしなやかな女性を演じる長澤まさみ。初めての西川組参加でまた新たな一面にシビれつつ、今後の更なる躍進に期待したい。

(C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

<ストーリー>
下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上(役所広司)は、強面の見た目に反して、優しくて真っ直ぐすぎて困っている人を放っておけない男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯だった。一度社会のレールを外れるも何とか再生しようと悪戦苦闘する三上に、若手テレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄りネタにしようと目論むが…。三上の過去と今を追ううちに、逆に思いもよらないものを目撃していく――。

【2月11日(木・祝)全国公開】
役所広司
仲野太賀 六角精児 北村有起哉 白竜 キムラ緑子
長澤まさみ 安田成美 / 梶芽衣子 橋爪功
脚本・監督:西川美和
原案:佐木隆三著「身分帳」(講談社文庫刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

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