が~まるちょば パントマイムは「言葉を使わないけど、言葉以上のことが伝わる」

2021年1月20日(水)から24日(日)まで、東京紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで行う「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”」。約20年間に渡ったデュオでの活動に終止符を打ち、2019年よりソロアーティストとしてその名を継続しているが~まるちょばが、ソーシャルディスタンスを保つ必要がある今だからこそ、ソリストとして意味のある舞台芸術作品を届けることでも話題の本公演の合同取材会を、10月15日(木)に行った。

テレビでよく見るトランクを使うショーではなく、舞台芸術としてストーリー仕立ての作品のみを上演する今回のステージ。まず、そのことについて聞かれると、「二人のときには、パフォーマンスと舞台作品の2パターン、つまり〈パントマイムと呼べるかどうかはわからないストリートショーのパフォーマンス〉と、〈台本があって作りこんで、モヒカン姿でもなく、言葉をしゃべらない役者として舞台作品〉という二足の草鞋でやっていて。パントマイムって、台本があるんですよ。ご存知ですか? 僕の舞台作品としてのパントマイムには台本があり、物語を演じています。今回はそれをやります」と語り、「時代が変わって情報が速くなって、SNSとかが浸透していくと、どうしてもストリート・パフォーマンス的なものが先走りして、が~まるちょばが世界中でも〈モヒカン姿の二人の面白い存在〉という認識がものすごく強くなって、ストリート・パフォーマーとしての部分が先走っていったんですよね。困ったもんだなと思っていたら、世界中を回っていたときに、パントマイムというものが、かなりマイナー、ひどいときにはつまらないものとして認識されていたんですよ。それがものすごく悲しくて。僕は、自分のことを表現者として〈パントマイムの人〉だと思っている。僕自身は本当にパントマイムの力というものを信じていて、愛しているので、それを世の中に知ってもらいたい。パントマイムはマルセル・マルソーさんのイメージがものすごく強くて、もちろん彼も本心ではないと思うんですけど、ないものをあるように見せる表現がイリュージョンとして捉えられてしまうパントマイムというものに、僕としては不満があるので、今回はトランクとかパフォーマンスっていうものを排除して、ひとりのパントマイム・アーティストとして舞台に立って、認識してほしいという思いがあって、今回のようないきさつになりました」と説明。

1月の公演では、過去のステージでも話題を集め、自身もまた「パントマイムへの意識が絶対に変わってくれると思う」と語る『指環』をはじめ、さまざまなキャラクターを演じるショート・スケッチでは新作も予定。トレードマークであるモヒカン姿をほぼ封印し、セットや言葉を使わずに身体ひとつで展開しながら、観客の笑いや涙を誘います。ソリストとして舞台で表現する〈意味のあるパフォーマンス〉に挑むことを改めて問われると、「パントマイムって言葉を使わない、だけれども言葉以上のことが伝わるんですよね。それって、画面の中を通してできるのかっていうと、画面って誰かが切り取ったものが見ている人の前に届けられてるっていうだけで、舞台の場合は切り取る部分はお客さんの選択肢もありますし、(映像とは)違う部分があるので、(舞台を)続けなければいけないんだろうなっていうのはあります。ソリストとして……舞台あっての僕という思いがあって、僕の場合は、帰るところが舞台というか。人を前にしてやることが(僕の)帰るところになる、ということですね」と、舞台への愛を語った。

会見を通じて、「ひとりになっても僕のやるべきことは変わっていないし、気持ち的にパントマイムというものを知ってもらいたいという思いが強くなりました」と話したが~まるちょば。その新たな挑戦とも言える、「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES“PLEASE PLEASE MIME”」をお見逃しなく。

●公演概要
公演名:「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”」
作・演出・出演:が~まるちょば
企画・製作:ティアスエンド
主催:サンライズプロモーション東京/MY Promotion
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
1月20~24日
料金:前売・当日 5,000 円(全席指定/税込)

一般発売:2020年11月21日(土)AM10:00~
※10月21日(水)12:00 より公式サイト先行販売開始
販売所:チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット
公式サイト: http://www.gamarjobat.com/

●が~まるちょば プロフィール
20代の頃、神の啓示のようにパントマイムを天職と決める。
ソリストとしての活動ののち、1999年にが~まるちょばを結成。
「サイレントコメディー・デュオ」として、パントマイムの固定概念を超えた演劇作品とショーで、世界の35カ国以上から招待されて公演を行う。
2019年、約20年におよぶデュオ活動に終止符を打ち、ソロアーティストとしてが~まるちょばを継続する。ロック、バイク、革ジャンをこよなく愛し、その造詣は限りなく深い。