あのアニメのネットスラングの元ネタってなんなの?「青髪ヒロイン敗北の法則」編

前回解説した“滑り台”になる確率の高いキャラクターとして、青、もしくはそれに近い髪の色のキャラがあがることが多く、「青髪ヒロイン敗北の法則」などと言われるようになったが、これは00年代に入ってからの青髪ヒロインの失恋する様が印象的なところが原因になっている。

この青髪ヒロインの悲哀ぶりで忘れてはならないのが、声優の喜多村英梨演じる、川嶋亜美と美樹さやかだろう。川嶋亜美は08年10月~09年3月に放送された、『とらドラ!』での登場キャラクターだが、主人公・高須竜児に惹かれつつも、最終的には周囲の空気を読み、一歩引いたキャラとなる。終盤の未練を残したセリフはかなりの印象的だ。

美樹さやかの場合はもっと悲惨で、11年1月~4月に放送された『魔法少女まどか☆マギカ』に置いて、想いを寄せる上条恭介を交通事故の後遺症から救うために魔法少女になったのにも関わらず、その後全く報われることなく、上条は親友とつき合あうことになり、自身は自暴自棄な戦いを続け、悲惨な最期を迎えることに。

ちなみに、喜多村が初めてメインキャラを演じた『LAST EXILE』のタチアナ・ヴィスラも、青髪ではないが、主人公に思いを抱きつつも、最後は身を引くポジションで、一時期負けヒロインキャラといえば、喜多村の演じたキャラというイメージがあったことも。

他に青髪ヒロインといえば、『あの夏で待ってる』の谷川柑菜や、最近だと『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のイチゴなども話題にのぼることがある。また、ガールズラブモノではあるがアニメ版『ストロベリー・パニック』の涼水玉青なども、青髪ヒロインの系譜だろう。現在原作が続いている『Re:ゼロから始める異世界生活』のレムも、主人公のナツキ・スバルが本作のメインヒロインポジションのエミリア一筋と言及しているので、敗色濃厚と言われている。

実は青髪のキャラでも、メインヒロインのポジションに収まっている作品は沢山あるのだが、負ける青髪のヒロインというのは、なぜか主人公の幼馴染的な位置にいたり、作中でも特に主人公に執着する位置にいたりと、常に主人公との接触が多い立場にあることが多い。その辺りの事情も青髪ヒロイン敗北の法則というイメージに拍車をかけている。(斎藤雅道)

*画像 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語DVD
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project


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