ガンダムファンに衝撃を与えた「オルガ 1位」人によっては複雑な気持ち?

5日、NHK BSプレミアムで生放送された「発表! 全ガンダム大投票」で、機動戦士ガンダム歴代シリーズのキャラクター人気投票の結果が発表され、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ・イツカが、単独作品のキャラクター人気部門で1位となった。

総投票数は174万280票、シリーズ総合票数のランキングでは複数作品に登場歴のある、シャア・アズナブルとアムロ・レイに投票数はおよばず3位となったが、結果発表直後からツイッターでは大盛り上がりとなり、「オルガ 1位」がトレンド入りするなど話題になった。

この結果にネットでは、祝福のコメントもみられたが、「これでいいのか?」と疑問を投げかける意見も多数みられた。というのも、このオルガというキャラクター、主役でもライバルポジションでもなければ、劇中ではガンダムどころかMS(モビルスーツ)にすら乗っていない。主人公である三日月・オーガスの所属する武装組織「鉄華団」の団長という役どころだ。なのになぜこんなに人気かというとその最期がネタ方面で話題になったからだ。

ガンダムシリーズのキャラクターは作品の性格上、MS、あるいは戦艦の乗っている状態での死亡シーンが殆どだ。だがオルガはまるで『ゴッドファーザー』や『仁義なき戦い』のようにヒットマンの凶弾の前に倒れるという稀有な死に方をしている。『太陽にほえろ!』で犯人との闘いでの殉職ではなく交通事故で死亡した、殿下こと島刑事のようなイレギュラーな扱いだ。

とはいっても同作では、ラフタ・フランクランドも同じく戦闘中ではなくヒットマンに銃撃されるという最期を迎えている。オルガが人気になったのはその死の間際の、「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ! だからよ、止まるんじゃねぇぞ…」というセリフと、その後倒れ込んだシーンが『サタデー・ナイト・フィーバー』のジャケット写真などにもなっている有名なジョン・トラボルタの立ち姿と似ていたからだ。これによってネットでは、オルガをネタにした動画などが投稿され、作品をみていない人にも知られることに。

という訳で純粋なキャラ愛という気持ちからだけではなく、ネタとして投票する人も多く、過去に「イナズマイレブン人気投票」で五条勝をネット住民がネタ方面で投票し、殿堂入りした事件と同じように認識する人もいるようだ。

とはいっても、完全なネタという訳でもなく作中では、激動する周りの社会情勢に、少年ギャングの親分のようなポジションでありながら、どうにかしようと努力する姿は人によっては「シャアより人望はある」と評価する人もいるようだ。また、キャラの声優である細谷佳正の熱演あってのネタを含めた人気だという意見も。ガンダムファンの間でも意見はわかれるようだ。(斎藤雅道)

*参考サイト https://www.nhk.or.jp/anime/gundam/

*画像参照 NHKアニメツイッター @nhk_animeworld

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