出版社、アニメ製作会社、貴金属を扱う企業まで! アニメグッズを扱う会社が多くなった理由

アニメグッズといえば昔からアニメ業界の有力な版権収入となっているが、ここ最近は市場が拡大化している。

これまでは、アニメグッズといえば大手玩具メーカーや文具メーカーがその役割を担ってきたが、ここ10年でフィギュアメーカー、出版社、アニメ製作会社など様々なメーカー・企業が参加している。

4月からTOKYO MXほかで始まったアニメ『ニル・アドミラリの天秤』の中外鉱業株式会社のCMをみた人も多いのではないだろうか。実はこの会社、レアアース・レアメタル関連商品の企画販売をしているあの中外鉱業と同じなのだ。中外鉱業は2013年にアニメコンテンツ部門を新設している。

一見アニメに関係なさそうな業界の企業も、アニメグッズに参入する最近の流れに関して、アニメグッズやフィギュア流通の関係者は「アニメグッズ企画から製作までの時間が早く、アニメの放送時期と合わせられるのが利点です」と語る。フィギュアやゲームの場合、開発期間の長さがネックで、リリースする頃にはブームが下火になっていることもしばしばあるようだ。

また、クリアファイルやキーホルダー、アクリルフィギュアといった300~1500円程度の小物系のグッズは女性からの人気が高く、最近は『刀剣乱舞』『あんさんぶるスターズ!』『アイドルマスター SideM』といったキャラクター数の多い女性向けのゲームなども増えていることから、大きな市場になっているという。さらに、映像コンテンツが配信メインとなり、DVDやブルーレイなどのソフト販売の存在感が薄くなりつつあるという現状も、アニメ製作会社がアニメグッズを積極的に展開する理由になっているようだ。

他にも、フィギュア価格高騰などもグッズの増加に影響しているようで、関係者は「継続的に商品をリリースできるアニメグッズは、数多くのフィギュアを定期的に発売できないメーカーの強い味方になっているようです」と明かす。フィギュアが価格高騰しつつもフィギュアメーカーが増え続けている理由はこの辺りにもあるのだろう。(斎藤雅道)

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